『“爪切りが甘い”という声から、即日で見直した理由。』

“爪切りが甘い?”──その声に、私たちが選んだのは、再点検という答えでした。

ときに、鋭いご意見をいただくことがあります。
それは、私たちが”何を大切にしているか”を問われている瞬間でもあります。

先日、こんなお声をいただきました。

「チラシをきっかけに通いましたが、爪切りの仕上がりが甘く、
肛門腺も絞りきれていない気がしました。価格も上がったのでやめました。」

そのご意見には、不満が色濃く込められていました。
けれど私たちは、それを感情ではなく、技術と運営の改善機会として受け止めました。

そしてその日のうちに、私たちは進むべき方向を決めました。
私たちの仕事は、信頼を守ること。だからこそ、迷いよりも先に、行動がありました。

見逃さない。それが、私たちの仕事です。

爪切り、肛門腺、耳掃除――
目立たず、終われば”無かったこと”のようにされがちな工程。

だからこそ、仕上がりに”ばらつき”があってはならないと考えています。

ご意見を受けたその日のうちに、施術工程の見直しに着手しました。
仕上がりチェックの基準明確化と、ダブルチェック体制の整備を決定し、すぐに動き出しました。

やりすぎず、でも足りなくもない――その”ちょうどよさ”を保つための改善です。

「やさしさ」と「精度」は、共存できます。

爪切りも肛門腺も、「強くやればいい」わけではありません。
その子の体格・体調によって、必要な強度や頻度は変わります。

PONKOHAでは、犬の状態に合わせて、
安全性を最優先とした判断を徹底しています。

だからこそ、”あえて控える”ことも、
専門家としての判断のひとつだと考えています。

それが時に「甘い」と映ったとしても、
私たちはブレません。

価格について、正直にお伝えします。

今回のご意見には、「価格が上がった」というご指摘もありました。

私たちは、低価格の維持を目的に、技術や時間を削ることはしません。
大切な命を預かる場として、施術者の確保・衛生環境・品質維持には常に投資が必要です。

そのうえで、無理のない価格設計を心がけています。
安心して預けてもらえる場所であり続けるために、です。

だからこそ、ここまでやる。

ご指摘のすべてに同意するわけではありません。
ですが、技術と信頼を扱う以上、「見て見ぬふりだった」とは、絶対に言われたくない。

そう思って、私たちは即日で方針を定め、
施術精度の基準を見直し、チェック体制を整備し、判断の言語化にも取り組みました。

私たちのこの姿勢が、
誰かの「ここなら任せられる」につながることを願っています。